第26回まちや塾
「まちづくり玉村塾」館林視察・意見交換会の感想(概要版)

日 時:平成16年6月27日(日) 9:50〜14:45
出席者:まちづくり玉村塾 18名, まち研 13名,
ときめき会 2名, 支援事務局 6名  

館林を視察に訪れた「まちづくり玉村塾」の方が感想を寄せてくださいました。
そのうち8名の方の感想を “概要版” としてご紹介します。
写真は6/27視察のときに歴史の小径にてまち研が撮影したものを使いました。写真説明:まちなか散策ガイドより(一部を除く) ※感想と関係していそうな写真を使いましたが、一部そうでないものもあります。

1人目

  • 東京へ繋がる鉄道が通って居る館林市、そして間口の広い駅、懐の深く明るい都会の様な駅前、又、広い駅前道路、何より観光地であり、降りた地点が良かった
  • 古い物を大切にして居るのが良く解った
  • 路は綺麗というよりは清潔感があり、人に見られる意識の現われだと思った
  • もっと文学的な薫が欲しかった
旧二業見番組合事務所 旧肴町に所在。昭和13年の建築。二業とは “芸妓屋業”
“甲種料理店業”の2つ。屋根等に特徴があり2階に練習舞台がある。現在は区民館として利用されている。

2人目

  • 館林が城下町であることを今まで知らなかった
  • 「館林駅」…風格があっていい
  • 「まちなか散策ガイド」…コンパクトで見やすい、理解しやすい。4色使わない、1色印刷なので親しみやすく、玉村で作る際の参考になりそう
  • 「FM局」・・・番組はすべてボランティアで構成されている点が参考になった
歴史の小径風景
  • そば屋が2軒並んでいる場所・・・道路がクランクになっていてその手前2軒なかよく並んでいる風情がよかった
  • 露出頻度の高さが、目には見えなくとも、少しずつ「注目度」のアップにつながって、ひとつの目標を達成へと繋げていくことができるのだと思った

3人目

  • 「重要伝統的建造物群保存地区」を数ヶ所見学したが、それと比べて館林の活動は、肩肘張ってない、楽しんでいると感じた
  • 「まち研」の活動は、“ソフトづくり” “次世代への引継” “他団体との連携” 等々キーワードがあった

4人目

  • 「歴史の小径」…重々しい古い建物の間にちょっとした空き地を利用した公園や花壇、ポケットパークのような新しい施設が気分をギュッとさせてくれた
  • 「まち研」…H12年の発足以来、毎年着実に成果をあげている感じがした。5つのグループがそれぞれ積極的・自発的に活動している様子が良く分かった。「まちやサロン」のように館林市に住んでいる人がいつも「街」のこと「まちづくり」のこと、「人」のことを考え、話し合っているのがうらやましく思え、それを行動していることがすごい事だと思った。
  • 「まちづくりは人づくり」「継続は力なり」一つ一つ、一人一人の力が大きな成果をあげているのだと感じた
紺屋町公園 H16.4.21 仲町2号公園の改修が終了し、ポケットパーク的に変身しました。

5人目

  • まちづくりの関係者が大変真剣に熱心に取り組んでいる姿勢に強く感動
  • 5つのグループが色々な角度から意見を出し合って、市全体の景観を高めると共に活性化に取り組んでいる点が大変よい
  • 駅舎を含めて、市全体が古風的な感じを受け、その味は格別ですが、それに平行して若さと近代化がちょっと見受けられなかった
竜の井 この地にかつて所在した善導寺境内にあった井戸。城沼に住む竜神の妻がお寺を守るため、この井戸に入ったことから竜の井(たつのい)と呼ばれるようになったという。歴史の小径入口にある。

6人目

  • 歴史資産を生かしながら、そこそこに休み処を置き、他所から来た者にやさしく、住んでいる者にとっても毎日通っても心にやすらぎの持てる場所だと感じた

7人目

  • 〈まちを編集する「まち研」びと〉…まち研に集まる人、一人ひとりが館林のこのまちで、自分の人生をどう編集していくか「私の編集」を「私たちの編集」に編みあげていくことが「活動」の内側にあるように思えた。
  • 人々の生きた記憶や流れた時間が体のなかにしみ込むような空間
  • 水とみどりと坂道の点景をつなぐ重層的な時・空間。「いま」を「あす」に連続させるための「昨日」のDNA再発見
毛塚記念館 旧本紺屋町に所在。江戸時代からの造り酒屋で屋号は「丸木屋」。典型的な町屋の建物で、国の登録文化財。

8人目

  • 活動の拠点になっている「まちやサロン」とてもうらやましいと思った。空き店舗をうまく活用していて参考になった
  • 文化財ボランティアなど他団体とのつながりが良く。行政、住民が一緒になって"まちづくり" を考え実行してきていると感じた


「まちづくり玉村塾」のみなさん、どうもありがとうございました。