第26回まちや塾 「まちづくり玉村塾」と「まち研」の意見交換会
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日 時:平成16年6月27日(日) 場 所:外池商店百々歳蔵 座 長:まちづくり玉村塾 原さん |
1.まちづくり玉村塾〜簡単な現状紹介〜 |
- 『今あるものを活かしながら、自分たちが玉村に愛着をもって暮らせるまちづくり』を目指して活動している。
- 平成15年6月に発足したまちづくりグループ。
メンバーは大学生からお年寄りまで年齢層が広い
- 発足してまだ1年ということもあって、方向性を確立していく状態であり、先進地視察を行いながら勉強・活動している
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2.意見交換 |
Q.1「まちづくり、町並みづくりにおいて一般の家の協力は不可欠ではないか?」 |
(歴史の小径沿いにあったポケットパークが非常に居心地が良かった。通る人に公の場として作っていることに感銘を受けた。とても暖かい心を感じる→)
- 公的空間(町並み)と私的空間(私有地・プライバシー)の概念がある中で、ポケットパークを作ることができたのは、土地所有者の同意や一体を町並み整備することがきっかけである。
- 町並みを残そうとするきっかけ作りが重要ではないか。また、そのような活動を発信する必要がある。
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Q.2「まち研メンバーには若い人が多いのはなぜ?」 |
- 東洋大インターンシップなど学生(若者)が参加しやすい。
- ボランティアは「時間があるから参加するもの」から「意思をもって参加するもの」へと考え方が変わってきている。
- 対外へのアピールを工夫すれば、幅広い世代の人たちが集まるのではないか。
- 70代など、年輩の人も多い。年齢ではなく気持ちの若さが大切
- 若者が多ければ良いというものではなく、バランスよくメンバー構成したほうがよい。
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Q.3「地元住民をどのように巻き込んでいくのか?」 |
(まだまだ反応は少ない。まちづくりの核として赤煉瓦倉庫を利活用して町並みスケッチ展を開催して好評だった。まちなかの魅力を伝えられる良い機会だったが、メンバーの誘いにのってくるほどの人はまだ出てこない。まちを語る人がいっぱいいるのだが。仕掛けをすれば集まってくるのでは。まだ一人一人が玉村塾の活動についてまちの人に説明できていないので、しっかりと説明できるようにしたい。継続的に外に発信できることを行っていかないと)
- まちづくり玉村塾とまち研の共通の課題である。イベントなど地元住民を巻き込んでいく"仕掛け"をすることが必要である。
- まちなかの歴史的建物を利活用しながら仕掛ける。文化財は守るものから利用していくものへ。

〔まち研〕先日、花菖蒲の時期にまちかどお茶屋を武鷹館で行った。つつじの時と比較して地元の来場者が多かった。 駅前で「歩きたい」という人だけに散策ガイドを配布〔66部〕した。そのうちの48%が竜の井・歴史の小径を歩いてくれた。 当日は駅から花菖蒲園に向かう人自体が少なく、あまりデータがとれなかったが、地元とのつながり・交流ができたことが良かった。毎年、歴史の小径沿いに散策ガイドを配布・設置の依頼を行っているが、徐々に意識が変わってきた。若者が外部から入ってきて変えていければいい
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Q.4「歴史的建物の利活用の実例はあるか?(百々歳蔵など)」 |
- これまでに市の「まちなか魅力づくり市民会議」やまち研主催「まちや塾」の開催時にお借りしている。蔵の活用方法は検討中。まだ「素材がある」という状況。まち研では歴史的な建物を使ったイベントを予定
- 個人所有の場合、利活用していくためには所有者の了承を得なければならない。
行政とのタイアップが重要で、行政が仲介となって利用させてもらうなどスムーズな交渉が求められる
- 行政とボランティアはどちらかが上になるのでなく、お互いに対等でありながら協働していくのが望ましい
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Q.5「まちづくりや地域の歴史・伝統を次世代の子どもたちへどのように伝えていくか?」 |
- 総合学習(総合的学習の時間)の視点から学校教育に関わらず、子どもが体験できる機会を作っていく(竹細工・紙灯ろう作りなど)
- 各家庭で親が地域の歴史や地域の構成員であることを伝えていくことが大切
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3.館林を視察しての感想・意見 |
- 5グループに分かれて活動をしているのにバラバラになっておらず、まち研として1つにまとまっている
- まち研メンバーがそれぞれ楽しそうに活動している
- まちなかがきれいだった
- まち研をはじめ他のボランティアグループと横断的に協力していて素晴らしい
- 古い地図を使えるのは館林の大きな魅力である。建物は100年単位で更新されてしまうが、道は永久的に受け継がれ、記憶に残るもの。「道の記憶が受け継がれている」=ものすごい財産
- 都市の人格の伝承が大切ではないか。玉村、館林にはそれぞれの人格=DNAがあり、それが地域特性であり差別化を図れるもの「館林のDNAを活かそう!!」
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